2015年4月17日金曜日

Sun kainaloosi käperryn ja jos sallit yöksi jään.

久しぶりです。2ヶ月間も経ってしまったようですね。

冬は長く感じました。春になったかと思ったらまた雪が降ったりしていて絶望するところでしたが、今はようやく春になったと言える・・・かな。

3月25日に教室を出たら・・
春の兆しネコヤナギの花穂

北西ヘルシンキの人工山「Malminkartanonhuippu」から見たヘルシンキ

今回はフィンランド語のある表現について少し書きたいと思います。「脇の下に来て!」と言われたらどう思いますか?変態話ではなくて、フィンランド語では「Tule kainaloon!」(tulla 「トゥッラ」= 来る、kainalo「カイナロ」 =  「脇の下」)と言われたら、抱きたいわけです。日本語で「腕の中においで」と翻訳したら意味がたぶん似ていると思います。同じく「olla kainalossa」(脇の下にいる)と言ったら「腕の中にいる/抱かれる」という意味になるでしょう。ところが、この間、日本の方に「脇の下」に入るなんて、変態みたいじゃないですかと言われて、初めてこのフィンランド語の独特な表現について考えてみました。確かに英語でも「Come to my armpit!」と言ったらおかしいものです。しかし、フィンランド語的に「脇の下」とはやはり最も安心できるところなのではないかと思います。「脇の下」に入って映画を見るとか、「脇の下」で眠るとか・・ちなみに、実際に頭を脇の下に入れるわけではなくて、「抱く」みたいなものです。でも、この表現のお陰で「kainalo」という単語にはたぶん「脇の下」ほど熱くて汗臭いところのイメージがないと思います。言語によって身体の部分にも様々な意味がありますね。

今日のヘルシンキ
タイトルはこの曲の歌詞の一部です。
直訳は「あなたの脇の下にうずくまって、あなたがそれで良かったらここで一晩過ごす」
(Juice Leskinen: Viidestoista yö)


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