2014年9月9日火曜日

偶然出会った素敵なお店「Qulma」

ご無沙汰しております。

この間、やっと秋になって雨がちの肌寒い日が多かったですが、数日前からまた晴れてきて20度位まで上がってきました。夏っぽい日々を過ごす最後のチャンスでしょうね。

この間、人生で初めてのrapujuhlat (ザリガニパーティー)に行ってきました。8月末はフィンランドでザリガニをとれる時期ですが、そもそもスウェーデンから入って、スウェーデン系フィンランド人の習慣になったザリガニパーティーでは茹でたザリガニを手で食べて、歌いながらお酒を飲むという。ザリガニは肉はそんなにないので、普通にトーストやスープも一緒に食べます。スウェーデン系フィンランド人のパーティーのイメージが強い(少なくとも私の頭の中では)ですけども、最近フィンランド系フィンランド人もよくするようになっています。今回行ってきたパーティーもフィンランド系フィンランド人のパーティーでした。とても楽しかったでーす!(ザリガニを食べるのはかなり難しいことはわかったのですが・・)

ザリガニの大盛り
先週から大学院の授業が始まりました。ヘルシンキ大学のキャンパスのあちこち、学生証明書を見せればランチを2.60€(〜355円)で食べられる学食「UniCafé」がありますが、味は・・当たり外れがありますね。とにかく、昨日はランチをちょっと違うところで食べたくて、携帯で大学の近くでランチをやっているお店を探してみたら「Qulma」というお店が出てきました。全くどんなところか知らず入って、9.90€(〜1351円)のスープの食べ放題を頼んでみました。食べ放題には、3種類の暖かいスープ(きのこ、キバナバラモンジン、エビのソリャンカ)、冷たい野菜スープ、スープに入れられる種やチーズなど、焼きたてパンとフマス、コーヒーと紅茶が付いていました。店内は賑やかだが同時に落ち着いた雰囲気でした。音楽は、ロイ・オービソンのものなどご機嫌な曲が流れていました。そして、食べ物になると、非常に美味しかったです!私はもうきのこのスープと焼きたてパンでお腹がいっぱいになりましたけども、一緒に来てくれていた彼氏はスープの全種類を食べてみてどちらもとても美味しかったという。オーナーさんも「味はいかがですか?」など声をかけてくれて、結局、様々な面白い話をして、2年間かけて完成させたミントペストの味見もさせてくれました。そのミントペストの美味しさは言葉にできません。
ところで、「Qulma」はJALの去年の3月の機内誌「Skyward」の記事と「北欧雑貨めぐりヘルシンキガイド」という本にも載っているそうです。そのお陰かわかりませんが、お店に入っていた時、二人の日本人の観光客と思われるような人もそこで食べていました。
そして、オーナーさんの「Sopat!」というスープの本をフィンランド語で出版されていますが、これから英語版も作ろうという話をしました。日本語版もできたらいいですね!

きのこのスープ
「北欧雑貨めぐりヘルシンキガイド」
JALの機内誌に載せてあった記事
味見をさせていただいたミントペストがヨーグルトの上にのせてあるデザート
カッコイイオーナーさん!
「Qulma」は、心の底からお勧めします!

Ihanaa alkusyksyä! 
(=素敵な初秋を!)