16日まで、国際演劇祭「Baltic Circle」がヘルシンキに来ていましたが、一つの作品として、町中に置かれたガラスの箱の中に真裸の83歳の女性が座っていたようです。若い女性の仮面を付けていることで、メディアで求められている若さという概念を批判するとのこと。オランダ人のアーティストDries Verhoevenさんの「Ceci n'est pas mon corps」(フランス語で「これは私の身体ではない」)という名前の作品は2013年よりオランダ、ドイツ、オーストリア、スイスとフランスで展示されてきて、11月9日から11月16日までヘルシンキで展示されていました。しかし、ヘルシンキに来てからはじめて検閲されたそうです!
ヘルシンキ市警察が真裸の人が町中にいることが不快感を起こすのではないかと述べて、アーティストはガラスの箱の中の女性に下着を着せざるを得なかったそうです。
詳しくしりたい方、こちらのリンクでどうぞCeci n'est pas...
ヘルシンキのアートや文化関係の人は検閲のことで結構驚いています。不快感を起こす恐れがあるだけで、アートの自由と発言権という重要なものが限られるなんて、文明化された国で起こるべきの行為ではないと思います。
最も不思議なのは、これは「フィンランド」で起きたということです。フィンランドでは、サウナは皆で一緒に真裸で性を問わず入ることは珍しくないですし、水着を着ずに平気で湖に入りますし、裸に対してはかなり緩い文化だと思っています。どこよりも、ここでは町中に裸の女性が座っていても驚かないだろうと想像していましたが、これでどうやら自分の文化を勘違いしているように思われてなりません・・
日本だったら、この作品はどのような反応されたのでしょうか?
最近そんなに写真を撮っていませんが、猫ちゃんの写真をどうぞ。可愛いでしょう。
モイ! |
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